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「足の甲が痛い」の原因。扁平足よりも厄介な問題とは

2021年3月17日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!理学療法士の笹川です。

前回の急性期の足関節ねん挫への対処法はいかがでしたか??

たかが捻挫、されど捻挫、

でひどい人だと2ヶ月も競技できない人もいるので、なるべく早く復帰させてあげることが重要です。

私もバレーボール選手を見て実際に試合の一週間前にひどい捻挫をした主力選手がいました。

身長が高い選手だったので、監督としては絶対に出させたい。

でも足首が痛くて歩けない。。。という状況でした。

結果は、試合前に2回ほど施術して普通に歩き、走れるようになったのでテーピングは覚えてもらって普通に試合に出られるようになりました!

なので、「急性期ですごく腫れている」= 安静

というのはもはや時代遅れになると思います。

では本日も足部のスポーツ障害にいきましょう。

今日は『第5中足骨疲労骨折』と足の甲の痛みの関係性です。

足の甲の痛みってスポーツ選手だけではなく、ご高齢の方にもよく起きやすい症状です。

第5中足骨骨折はランナーやサッカー選手など長時間走る競技に多いのですが、これがなぜ引き起こされるのかと言うと

『ハイアーチが原因』です。

ちまたではローアーチ(扁平足)ばかり悪い目で見られますが、スポーツ選手の半分はハイアーチで足部の症状が出ています。

ハイアーチになると土踏まずが高くなります。

実際にあなたもやっていただきたいのですが、足をつけたまま土踏まずを上げていくと小指側に体重が乗ると思います。

この状態ですと以前にも解説したシンスプリントにもなりやすいのですが、小指側で地面に接地しやすいので

徐々にストレスを蓄積していくと第5中足骨に痛みが出始めたりするわけです。

小指側に痛みが出なくても足部のアーチは高い状態のままです。

足部のアーチが高いということは解剖学的には舟状骨の位置が高い状態です。

※こちらの図はネットから拝借いたしました

この図を見ていただくとわかりますが・・・

距骨の隣りにある舟状骨がどんどん高くなるイメージをすると、足の甲にある靭帯が引き伸ばされていくのを想像できますか?

足の甲には筋腹がありません。

靭帯や腱があるくらいで、その部分に引き伸ばされるストレスを受けた場合に足の甲が痛くなります。

つまり、

足の甲の痛みも第5中足骨疲労骨折も根本的には原因は同じであり、行うべきは

『アーチを下げる運動療法』

が重要になるわけです。アーチを下げる筋肉は腓骨筋です!!

まとめますと①第5中足骨 疲労骨折は土踏まずが上がると起きやすい②ハイアーチになると足の甲の靭帯が伸ばされて痛みが出やすい③上記2つの症状はアーチを下げる運動療法で対処

することが重要になります。

解剖学と機能運動学をしっかりと学べば怖いもの知らずですね^_^

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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