膝でみるべき歩行分析(その2)
こんにちは!
理学療法士の笹川です。
前回のメルマガはいかがだったでしょうか?
この内容は理学療法士ですら知らない
極秘の内容ですので、
ぜひご活用くださいね。
前回のセグメントでは
理学療法の醍醐味である
変形性膝関節症の【歩行分析】
のお話しをしました!
前額面上(患者を真正面から見たとき)
から得られる情報はかなり重要ですし、
これができなければ、
膝関節の施術を行うことは難しくなります。
逆に、マスターしてしまえば、
「このパターンの人ね(^^♪」
っていう感じで簡単に施術を行えるので、
歩行分析に力を十分に注いでくださいね!!
ということで、本日は
「歩行分析:第2弾」!
変形性膝関節症の歩き方を
真横から見たとき(矢状面上)の
歩行分析をしたいと思います。
変形性膝関節症の歩行分析を
真横からする際はこの2点です!!
・ 膝を曲げて歩いているのか、
膝をロックするように歩いているか
・ 腰が後弯、またはフラットなのか、
腰が反っているのか
この二つです。
「えっ!?」って思うかもしれませんが、
この二つを見分けられるだけで、
色んなことが分かるんですね。
膝を曲げて歩く人は
内転筋が萎縮して
膝が曲がる人が非常に多いです。
男性だったらがに股歩きの
人が膝を痛めていると、
このように膝を曲げながら歩きます。
ついでにですが、
膝が曲がり、がに股で歩いていると
腰も丸くなって歩いてしまいます。
実際にあなたもやってみてください。
がに股で膝を曲げて歩くと、
腰が丸まります。
腰が丸くなる人は、
このような歩行を続けることで
「多裂筋」という腰を安定させる筋肉が、
弱ります。
(※画像はネットより拝借しています)
当然ですが、
腰が丸くなり歩いていると
お尻の筋肉が働かないので、
殿筋はかなり弱くなります。
一度がに股で歩いている男性の
歩き方と殿筋のボリュームを
みてください。
腰が丸まって、多裂筋と内転筋が
萎縮していますので!!
そして…
膝をロックして歩く人は
内側ハムストリングスが弱っています。
(※画像はネットより拝借しています)
よく変形性膝関節症は
「膝を伸ばす内側広筋が弱り始める」
と言われていますが、
膝を伸ばす筋力よりも、
膝を曲げる筋力が弱っているという
研究もあり、
賛否両論です。
しかし、
膝をロックして歩く人のほとんどは
膝を曲げる筋力がかなり落ちています。
「膝を曲げて」と言っても、
「力が入りません」
という方が非常に多いです。
患者さんに仰向けで寝てもらい、
ももの内側を後ろ側から触っていくと…
内側ハムストリングスが
タルンタルンにゆるく
なっているのが分かると思います。
内側ハムストリングスは
歩く際に体重を乗せるときに
一番働きます。
そこで働かなければ
膝がカクン!!と抜けるように
ロックして支えないと歩けないんです。
内側ハムストリングスは
股関節を内転させる筋肉でもあるので、
真正面から見たときは
外側に膝がグラグラするんですね。
前回に引き続き歩行分析の
方法をお伝えしていますが、
筋肉が弱くなるところによって
かなり特徴的な歩行をするようになります。
そして
ほとんどの変形性膝関節症には
”あるパターンが存在している”
ことを、私は発見しました。
論文にも出されていないですし、
有名な理学療法士でも、
この考えを持っている人はいないです。
このパターンと
パターンに対しての施術法を学べば…
理学療法を用いて簡単に施術を
行うことができるのです。
これは機能評価の一つであり、
その中で
関節可動域や筋力も見ていきますので、
”誰にもできないゴットハンド”
ではなく、科学的にこのように
患者さんをみることができれば、
再現性が高い状態で
施術結果を出すことができるんです。
それでは、今回は以上です。
参考にしていただけましたら幸いです。
笹川大瑛
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