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ハイアーチ改善でこんな症状も改善!?

2025年4月9日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!

理学療法士の笹川です。



今日はまた
足関節の施術についての続きである

「ハイアーチの弊害」

をお話しします。

専門用語も出てきますが、
最後に一言でサクッとまとめますので、
ざっと目を通してみてくださいね(^^♪

さて、よく足部の障害では
「偏平足」が指摘されるのですが、

実際の臨床現場では圧倒的に
「ハイアーチ」に遭遇することの方が多いです。

なぜかというと・・・

スポーツ選手は足底部にある
筋肉が発達しているので

本来ならば舟状骨と足底面の
距離によって偏平足かが判断されますが、

それを誤って足底部の筋腹も含めて
評価しているため、
よく”偏平足”と評価されてしまうのです。

ハイアーチは後脛骨筋が
非常に働きすぎている状態にあります。

ハイアーチになってしまうと

・ 足の甲の痛み

・ 第五中足骨の痛み(小趾の痛み)

・ アキレス腱炎

・ 足底腱膜炎

・ 足関節捻挫の再発

などなど足部のありとあらゆる症状を引き起こします。

細かい事を言うと足のタコや魚の目も
一点に集中してストレスが加わって
引き起こされるので、

ハイアーチを改善させると
消えることがほとんどです。

という感じでハイアーチは本当に
多くの問題を引き起こすのですが、

これらの症状が改善する理由をお伝えしますね!

まずは足の甲の痛みですが、

ハイアーチの原因は
「腓骨筋の筋力低下」
によって足部の外転機能を
長趾伸筋が代償することで

足底腱膜がウインドラス機構によって
ビンビンに緊張してしまいます。

これが足底腱膜炎の原因です。

ですので、腓骨筋が弱るだけで
指の関節は反りあがりやすくなり
足底腱膜の痛みになるわけです。

そして足の甲には靱帯や関節しかないので
アーチが上がれば上がるほど
靱帯や関節にはストレスがかかるようになります。

指が反りあがると前足部の床面からの
ストレスが強くなりますので、
それも痛みの原因ですね。

さらに

ハイアーチになると全体的にアーチが
上がるわけではありません。

アーチが上がるのは
内側縦アーチという
土踏まずのあたりが高くなります。

内側が高くなるので必然的に
体重は小指側へ乗りやすくなります。

第五中足骨へのストレスは
自然に大きくなるわけです。

この状態では足関節捻挫も再発しやすいことが
ご理解いただけるかと思います。

また、「アキレス腱炎」は
ハイアーチが引き起こされると
土踏まずの部分では高くなり

母指球では足全体が浮き上がらないように
母趾を掴むように長母指屈筋が
過緊張を引き起こしやすくなります。

※画像はネットから拝借しました

そうすると図のように距骨の後方で
長母指屈筋が足関節背屈時の距骨の
入り込みを邪魔します。

足首が上手く曲がらない、というわけです。

この状態で強い足首の蹴りだしが行われれば、
当然、下腿三頭筋などの筋肉ではなく、
アキレス腱などの筋腱移行部など
アキレス腱の周囲に痛みを引き起こすようになります。

という感じで、
専門用語バンバンで難しい話を
しましたが…

簡単に言えば

「ハイアーチは腓骨筋を鍛えれば
 たくさんの症状が改善する」

というお話です(笑)

ぜひ試してみてくださいね^_^

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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