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正しくセルフケアできない人の脳内とは

2023年7月31日 magazine
執筆者:武下知憲

笹川先生は何冊も
関節トレーニングの本を
出版されています。

本を買って
セルフケアをやってたけど
効果を感じていなかった方が、

実際に講座で学んでいる
娘さんにやってもらったら
ウソみたいに姿勢が良くなったそうです(^O^)

何が違うのでしょうか?


全身わずか【12個】の
【サボリ筋】を働かせて
あらゆる関節痛を改善へ導く

「JTAフラッシュリプロ療法」(施術法)
「関節トレーニング」(セルフケア)

本部講師の武下です。



先日、JTAフラッシュリプロ療法
講座受講生(女性)
からの成果報告で、
以下のような話がありました。


─────────

母と一緒に笹川先生の
講座説明を聞きに行った。

背中がすごく丸まっていた高齢者が、
施術後にはピーンと真っ直ぐ伸びた
写真が紹介されていて

「こんなになるのかねー?」

なんて半信半疑で笑いつつ、

関節トレーニングの本を
買ってやってたけど、
母は効果を感じていなかった。


私はJTAの受講を決めて、

先日、母の悪くなっていた姿勢に
対して施術してあげたら、

びっくりするくらいに姿勢改善して、
壁に頭が付くようになった!

お互いに顔を見合わせて

「あの写真と同じだねー」

なんて言い合った。

その後、母が本で覚えた
セルフケアをチェックして、
間違いを修正して
正しくやってもらっている。


─────────


この感想を聞いて
一番に思い描かれたのは

「姉妹みたいな仲の良い親子で
 楽しそうだなぁ」

なのですが、

もう1つ、

「正しく行う事の重要性」

も、再認識させられました。

なぜ正しくセルフケアできないのか?


それは、、、

人の脳は

「自分の苦手な動きを回避する事」

を、ものすごく得意としているからです。

実際、僕が患者さんに
セルフケアをレクチャーする時にも

「つま先を内側に向けてお尻を上げる」

と指示しても、

お尻を上げる瞬間に
サッとつま先を外に向けたりします。


ご本人にその意識は全くありません。

しかし、脳は自分の苦手な動きを
正確に理解しているので、

その動きを使わない戦略を
一瞬で選び出します。

本に書かれている通りに
セルフケアを行えば
ちゃんと結果は出るのですが、

しっかりポイントを意識しなければ
「正しく行う」という事は簡単ではないです。


JTAフラッシュリプロ療法や
関節トレーニングの講座を
受講している方から

「今までずっと間違えてました」

と聞く事は多いです。


それは脳が

「今の自分の体でも出来る最適解」

を導き出す事に長けているからです。


「最適解」といったのは、
それぞれ我流の答えに
たどり着くわけではなく、

この問題を抱える人の動きはこう
この問題を抱えてるならこう

のように、

ほぼ例外なく同じ問題の人は
同じ動きを選ぶからです。


例えば歩き方では

《トレンデレンブルク歩行》

とか

《デュシャンヌ歩行》

といった異常歩行があります。


僕ら治療家は、

どのような人が
トレンデレンブルク歩行になって、

どのような人がデュシャンヌ歩行になるのか、
一生懸命、勉強して覚えます。


しかし、
その歩き方をしている人たちは、

誰からも教わる事なく、

完璧なデュシャンヌ歩行や
トレンデレンブルク歩行という
特殊な歩き方を実践しています。

それは今の体の
パフォーマンスの中では
それが最適解だからです。


ただ、それは
未来の体にとっても最適解
というわけではありません。

脳は今を最適化する事
しか考えませんが、

僕らの意識は
未来を最適化したいはずです。

今ダイエットしている人たちは、
今を快適に過ごす為に
ダイエットしているのではなく、

未来に自信を持って過ごす為に
ダイエットしているはず。

スポーツでフォームを修正する場合、
大抵一旦はパフォーマンスダウンします。

でも身に付ければ
未来のパフォーマンスが上がるので、

今はやりにくいけど新たなフォームを
トレーニングするわけですね。


今を優先する脳と、
未来を優先する僕たちの意識とで、

常に静かな綱引きが行われています。

ただ脳は本当に優秀で、
その戦略には本人さえ
気付かなかったりします。

本の通り実践しているのに
結果が出ない…という人は、

大抵、正しい方法のつもりが、
脳の戦略で
「今やりやすい方法」
にササッと変更されてたりしてます。

未来の為に
関節トレーニングしているのに、

脳は度々
その関節トレーニング自体さえ
今に最適化させようとします。

これを「代償動作」と呼びますが、

本人には代償意識がないので
気付きにくいのです。

本の通りやってみて、
十分改善しないで
止まってしまっている人は、

講座で正しいやり方を学ぶ事で
一気に改善するケースも多いです。


講座で学ぶ事は
未来への投資であって、

今すぐ楽になる方法では
ないかも知れませんが、

未来を確実に豊かにしてくれる
ので、お勧めです。


以上です。

本日もご覧いただき
ありがとうございました。

参考にしていただけましたら幸いです。

JTA本部講師
武下知憲(たけしたとものり)




【追伸】


事務局です。

理論派の武下先生のご説明、
いつもとても分かりやすいな〜と
思って拝見しています。

JTAや関節トレーニングには、

開発者の笹川先生や
トップ YouTuberの
nobu先生を筆頭に、

様々な講師の先生方がいらっしゃいます。

皆さんそれぞれに、個性豊かです^_^

そして、、、

「次の講座はいつ開催されますか?」

というお問い合わせを、
毎日のようにいただいています。

約1年に渡り、
大変、お待たせいたしました。

来月8月中旬〜下旬ごろに
ご案内を告知予定です。


毎回、あっという間に
お席が埋まったりもしてしまうので、

ご興味ある方は、
メルマガやLINEなど
欠かさずチェックしていてくださいね。

それでは、どうぞお楽しみに!!

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武下知憲

武下知憲(たけしたとものり)

朝4:00から行列ができる横浜屈指の整形外科クリニックに10年勤務。
後半はリハビリ室長として大勢のリハビリスタッフの教育と技術指導を任される。

その後2006年に千葉県市川市で整体院を開業。
一般患者さんへの施術だけでなく、プロの治療家への技術指導など幅広く活動中。

様々な技術を学んだ中でJTAと出会い「治療家が改善させる」にとどまらず「患者さんが自分で改善できる」を実現できる技術体系に感銘を受け、JTA本部講師・認定インストラクターとして「関節の痛みのない世界を実現する」という笹川先生のビジョンを共に実現しようと邁進しています。

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