その場で足捻挫の跛行を改善させる

こんにちは!
理学療法士の笹川です。

本日は、
痛くて痛くて足を引きずりながら来た患者さんを
その場で松葉杖なしでも歩けるように帰させる方法
について、お話していきたいと思います。
一般的に、足関節捻挫の施術と言えば・・・
「ひどければテーピングやシーネで
固定して動かせるところだけ・・・」
というような消極的な施術で
終わることがほとんどです。
で、その患者さんいつまで捻挫で
足が腫れているのでしょうか??
長い患者さんですと3週間たっても
腫脹が全然引いていかない・・・
という経験をされている施術家は
非常に多いと思います。
しかし、私はその場で跛行を完全に改善して
一週間以内には腫脹を軽減させ走れるように
選手をサポートしてきました。
結構、重度な症例でも改善していきます。
その方法とは・・・
足関節捻挫で腫脹がひどくならないように
アイシングすることは鉄則なのですが、
腫れた足関節は非常に力が入りにくくなっています。
「指を曲げてみて~」と言っても
全然曲げられない状況になる、のです。
ですが、全く曲がらないわけではないので
母趾と小趾のどちらが屈曲できているのか、
さらに母趾球と小趾球のどちらに
圧痛が強く出るのかを確認してから
「後脛骨筋」と「腓骨筋群」を
単独で働かせるトレーニング
をするだけで、
その場で痛みなく歩けるようになります。
この2つのサボリ筋を
”単独で”しっかりと働かせることで、
足関節はまっすぐに荷重することができ、
さらに足関節の背屈制限が取れていきますので
その場で跛行が改善する訳なんです。
ちまたで行うような
腓骨筋のトレーニングでは
長趾伸筋の代償運動が
バリバリ出ていますので
全然成果がないどころか、
痛みを強く訴えるようになっていきます。
(※代償運動とは、狙いたい筋肉ではなく
他の筋肉が働いてしまうことです)
後脛骨筋も全く同じで、
後脛骨筋を鍛える際には
前脛骨筋が代償運動を起こしやすいので、
代償が出た瞬間、
悶絶するほどの痛みを訴えます。
この2つの筋肉を「単独で収縮する」
ことができれば、スポーツ選手は
そのあと杖なしで歩いてなるべく早く
スポーツに復帰できるよう目を輝かせます^_^
ですが、施術家がスポーツ選手に対して
痛みを改善させられない、
動作が変わっていないというのは非常に
選手をネガティブな感情にしてしまいます。
またこの2つのトレーニングは
最大底屈位で行うことが必須です。
「足関節捻挫を再発させないように背屈位で鍛えれば・・・」
なんていう人がいますが、
スポーツの場面で底屈位にならない
場面などありませんし、
背屈位でしたら足首は嫌でも安定します。
重要なのは足関節が底屈位で
不安定になる瞬間に後脛骨筋や腓骨筋で
足部が安定しているのか
だけが重要なんですね^_^
たったこの2つの筋肉が
単独で収縮できれば
劇的に動作と痛みが改善しますので
ぜひ試してみてくださいね~!
本日は以上です。
参考になりましたら幸いです。
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