ブログ
Blog

首の痛みはココを見ろ

2020年1月17日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!理学療法士の笹川です。

新年も明けたことですし、これから
どんどん施術に関する情報を提供して
いきたいと思います!!!

ということで第一弾ですが

本日は首の痛み、頸椎の症状を
どう解釈すればよいのか、から始めたいと
思いますが、

その前に基礎としてフォーカスを
当てるべき6つの筋をお伝えします。

頚部の痛みといっても一般的なのは、
僧帽筋や肩甲挙筋の緊張や頚部の筋の
血流不全と言われてしまいます。

筋肉が過緊張になることで、

確かにその部位は血流不全になりますが、
では『その筋肉がなぜ固くなるのか』という問題を
一つも解明されていないのです。

頚部の痛みを見るときは
最低、この筋肉だけはチェックしてください。

・肩甲挙筋(けんこうきょきん)

・菱形筋(りょうけいきん)

・頭板状筋(とうばんじょうきん)

・胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

・斜角筋(しゃかくきん)

・小胸筋(しょうきょうきん)

です。これらがなぜ重要かというと
頚部の痛みの発生に強くかかわるからです。

肩甲骨の内側では

・肩甲挙筋
・菱形筋

がありますが、これらが緊張が上がり

肩こりや「肩甲骨の内側が痛い=菱形筋」という症状は
一見、同じように見えて全く違う理由で筋肉が固くなります。

「え!?そうなの!?」

と思いますが、実際、

肩甲骨の内側が痛いからと言って
菱形筋をゆるめたり(最近はやって
いるのだと肩甲骨はがしとか)、菱形筋を
働かせるようなエクササイズをしても改善しにくいです。

また

・頭板状筋

・胸鎖乳突筋

これらは首の回旋に強く関係します。

これらは首を回旋させる筋肉なのですが、
これらが固くなると首が回らなくなります。

自転車に乗っているとき
後方を確認しにくい、寝違いが起きやすい、とかは
このパターンです。

・斜角筋

・小胸筋

この二つの筋は非常に固くなりやすい筋肉であり、
筋膜リリースやアナトミートレインなどで
この筋肉をゆるめる手技がたくさんあります。

この筋肉は厄介です。

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)といって、

腕がしびれたり痛みがでる症状がでます。
通常ですと、中々改善しにくい部類だと思います。

斜角筋は特に、ストレートネックになると緊張する筋肉です。

ストレートネックになると
頚部にある交感神経とかも過剰に
働きやすく自律神経症状が出やすいです。

肩こりが全くない人でも、自律神経症状が
強いという方は非常に多いですしある程度
決まったパターンがあります。

今日はまず、頚部の痛みを見るときは
6つの筋肉の名前だけ覚えてください^_^

その筋肉がなぜ固くなるのか、
なぜ痛みやしびれが改善していかないのかを
次回から詳しくお伝えしていきます。

【JTAメルマガの登録はコチラ】

最新のJTA情報を配信しています。

笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

PAGETOP