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椎間板ヘルニアも分離症も…

2019年3月13日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!理学療法士の笹川です!

前回はぎっくり腰について
お話ししましたが、

本日は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、
腰椎分離症、すべり症などについて
一気にお話ししたいと思います^_^

いつも僕がセミナーで重要だとお話しているのは

“リスク管理”

です。リスクの範囲内であればいろんな施術をしても構いません。

しかし、腰痛の場合、下記の
症状があるとかなり慎重になる必要があります。

それは

・膀胱直腸障害

・運動麻痺、感覚鈍磨が出現してきた

・しびれの増悪

これらはすべて神経が強く
圧迫を受けている、または損傷して
いるときの症状ですので、なるべく
早く整形外科で診てもらった方が良いでしょう。

特に膀胱直腸障害は命にも関係しますので、緊急性があります。

そこで、椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症に対して、どんな施術をしていくのかについてです。

そもそも、

なぜ、

椎間板ヘルニアは椎間板の髄核
(椎間板の中のゲル状のもの)が脊柱管の
方へ飛び出してしまうのでしょうか?

なぜ、

そもそも脊柱管狭窄症は椎体部に
骨棘(骨にとげができます)が
できてしまうのでしょうか?

本当にヘルニアや骨棘によって痛みが出ているのでしょうか?

色んなことが施術現場で
疑問点が出てくると思いますが、
私の施術の考えはいたってシンプルです。

椎間板が出てしまうのも、
椎骨に骨棘ができてしまうのも、

腰椎へのメカニカルなストレスが原因です。

腰椎に負担がかかっているからです。

腰椎に負担がかかる理由は、
一部の筋が過剰に働きけん引される
ことで起きたり、

深層の腰椎を支えている筋が
弱くて、関節反力が加わっているなどあります。

要は、

“腰椎を支えている筋がしっかり働いていれば負担はかからない”

ので、

ヘルニアも出ないですし、
再発も防げますし、骨棘も
できなくなるのです。

腰椎を支えているのは何度もしつこくお話ししましたが

・腸腰筋

・多裂筋、腹横筋

です。これらが働いていれば、
たいていの腰痛はすぐに改善していきます。

ヘルニアと診断されていても、
運動療法をすることでその場で
痛みやしびれが改善するケースがほとんどです。

つまり、本当はヘルニアが痛みやしびれの原因でないことがほとんどです(笑)

実際に、画像所見と症状が一致しないことはよく起きます。

そして診断名や病態はたくさんあります。

腰痛を引き起こしている病態は違えど、

そもそも

腰椎に負担をかけていることが
原因なので、腸腰筋と多裂筋、腹横筋の
促通でほとんどが改善してしまうのです。

若いスポーツ選手であれば、

分離症やすべり症になるという違いくらいです。

私が腰痛を施術するときに、
腸腰筋、多裂筋・腹横筋のほかにするとすれば、
隣接関節の膝と肩甲帯くらいですが、
ほぼ100%に近いくらい痛みは改善します^_^

ぜひ、いろんな診断がついていても
腸腰筋と多裂筋やってみてください!!

改善していきますから!リスクの範囲内でよろしくお願いいたします!(笑)

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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