技術の極め方
こんにちは!理学療法士の笹川です!
今日はいつものメルマガとは
少し抽象度の高いお話になります。
今日のメルマガを理解するだけでも、
今まで施術結果が出るときと出ない時の
違いが分かるようになったりしますので、
ぜひお読みください^_^
私たち施術家は
同じ先生から、
同じ技術を学んだとしても
学んだ施術家間ではどうしても
技術習得に差が出てしまいます。
施術技術を学ぶうえで
私が最も重視しているのは
”違いに気がつく”ということです。
たとえば
運動学を覚えるとしましょう。
大殿筋の筋の働きを覚えなさい、といわれてしまうと…
大殿筋の作用
・股関節伸展
・股関節内転(下部繊維)
・股関節外転(上部繊維)
・股関節外旋
などこれらの用語を覚えようとします。
でも、他にも筋はたくさんありますし、
他の筋の作用も全部覚えるのは大変だと
思いますよね?私も学生時代、苦労しました(笑)
でも、大殿筋の作用は一つも覚える必要がなくて
大殿筋の走行と股関節の位置をイメージできれば
・体を横から見たとき(矢状面)、股関節の後ろを大殿筋が通っているので伸展
・体を上から見たとき(水平面)、股関節が開く方向へ筋肉が縮むので外旋
・体を後ろから見たとき(前額面)、股関節よりも上側の大殿筋は外転させ、下側の大殿筋は内転
というように、大殿筋の作用は覚えなくても
“筋肉の走行と関節の位置だけ”
覚えていれば、全ての筋肉の働きが分かるわけです。
なぜなら、筋肉はゴムと一緒で
『筋肉の端と端が近づくだけの働くというルール』が
あるからです。
つまり、意味や考え方のルールを
知ってしまえば、作用をすべて覚えるという
ことはする必要がなくなります。
筋の作用
は全く覚える必要がないです。ですが、
筋がどのように骨へ付着しているのか
筋と関節はどんな位置関係にあるのか
は、覚える必要があるということなんです^_^
“覚え方の違いに気がつく“だけで一気に学びが加速します。
人は誰でも一生懸命学び、頑張っています。
頑張っても成果が出ない時も多いですが、
「今まで間違ったことをしていたな」
と違いに気が付くことができたときに、あなたの技術が進化します。
もし技術が向上していないな~っていう場合は以下の段階のどれかです。
- 結果の違いに気が付かない
- 正しいかどうかの判断・選択ができない
- 練習不足
逆に、
違いに気が付いて、
正しい判断・選択ができ、
練習をしっかりする、
そしてこのサイクルを繰り返すことで
無限に技術は上げられます^_^
じゃ、そもそも
「結果の違いに気が付くためには、どうすればいいの!?」
となりますが、
「それ(結果)を構成しているものは何なのか?」
を自分で問うことです。
ちょっと面倒ですけど笑、施術が上手くいった時といかなかった時には必ず“違い”が存在します。
それが、何であるか、言語化してみると良いですね!
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