答え合わせ
こんにちは!理学療法士の笹川です。
前回のクイズは見ていただけましたか?
⇒ https://youtu.be/102YoC51IlM
なぜ、腰痛を訴える方の原因が
足部からくるのか、今日はその答え合わせと
なります。
リハビリの業界では有名でシンプルな運動連鎖があります。
足部を回内(足のアーチを下げる)
足部を回外(足のアーチを上げる)
これによって、膝や股関節の動きが
連動して動くパターンがあります。
足部回内-膝が内に入る(Knee-in)、膝外旋、外反-股関節内旋
は非常に多いパターンです。
またその逆もあります。
足部回外-膝が外に動く(Knee-out)、膝内旋、内反-股関節外旋
これで がに股の完成です(笑)
今回のケースではどちらだったでしょうか??
気がついた方もいるかもしれませんが
途中から私は施術の方針を変えています(笑)
キーポイントとなるのは
問診で話している内容なのですが、
患者さんが
「右足が短くなってズボンの裾が合わない」
と言っています。
これは先ほどの
足部回内-膝外旋、外反-股関節内旋
のパターンです。
このパターンになると
アーチが下がるので
『短下肢化』するのです。
本人が自覚するほどはっきり
出ているということは相当、
脚長差が違うことが分かりますね!
最初は股関節外旋制限があったので、
「腸腰筋が弱いのかな~」
と思っていたのですが。。。
足部の施術 ⇒ 股関節外旋制限が改善
というように、
足部から腰部への影響を
確認したわけです。
つまり、足部とくに後脛骨筋を
促通することによりアーチを
上げて股関節の可動域を変えました。
もし腰部の可動域だけ診ていたら
「施術した後は調子よかったんですが、元通りになりました」
という状況になるわけです。
大事なことは
問診 ⇒ 丁寧に検査する、確かめる
これですね!
ぜひ、
施術の精度を上げていくために
正確な検査をできるように
なったらいいなと思います^_^
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