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ACLは最もスキルが試される

2020年6月12日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!
日本身体運動科学研究所 代表の笹川です。

前十字靭帯損傷(ACL損傷)の
リハビリも終盤になってきました(笑)

ACL損傷によって1年も競技復帰が
送れるのはほとんどが担当セラピストの
問題です。

というか、私はそれを言い聞かせてやってきました。

競技復帰が遅れる一番の理由は
『筋力が上がっていかない』です。

アスリートが一生懸命
セルフメンテナンス、トレーニングして
いるのに筋力が上がらない理由は

適切な可動域訓練、筋力増強が
行なわれていないからです。

よく陥ってしまうのは

「可動域が改善したから、次スクワットしましょう」

そして、

その後に軽度の熱感(炎症)が生じ
可動域制限が起こるので

スクワット ⇒ 炎症 ⇒ 筋力低下 ⇒ 可動域制限

を繰り返してしまうと
膝の不安定感が取れずに
競技復帰が遅れていきます。

なので、スクワットのような
荷重下(CKC)でのトレーニングは
過負荷になりやすいので治療家側が
制御しなければいけません。

重要なのは負荷に耐えられる筋力があるか。

つまり、最も重要なのは
OKC(荷重下ではない)の
トレーニングなのです。

ここで問題になるのは

・どの筋肉をOKCでトレーニングするか

・どの動きで、どんな順序でトレーニングするか

です。大腿四頭筋を鍛えるなら
どんな方法でも良いわけではありません。

むしろ、大腿四頭筋の
積極的なトレーニングは炎症を
引き起こします。

私がACL損傷にトレーニングするときは

いつも変形性膝関節症でも
お話をするのですが

・大内転筋の単独トレーニング
 (ハムストリングスの緊張を抑えるため)

・半膜様筋の単独トレーニング
 (大腿直筋の緊張を抑えるため)

これらに加えて、
ACL損傷はスクワット動作が
安定するために足部も診ていきます。

たとえば、扁平足の人は
足部に症状がなくてもKnee-inしやすく
なります。

ハイアーチの人はKnee-outです。

つまり、

膝だけ鍛えても
改善しませんし、膝の大腿四頭筋だけ
筋力が上がるようにトレーニングすると
膝の安定性が保てず悪化していきます。

大腿四頭筋もOKCで鍛えますが、
必ず

大内転筋 ⇒ 半膜様筋 ⇒ 大腿四頭筋

という順序でリハビリしないと
痛みが強くなり可動域も改善しません。

ここまで気を使って
OKC ⇒ CKC(スクワットorランジ)と
移行していく必要があります。

難しかったでしょうか?(笑)

シンプルに伝えますと

・大内転筋
・半膜様筋
・足部の筋肉に異常がないか

を確実にトレーニングさせながら
可動域訓練とCKCトレーニングを
行なえばよいです^_^

話しは戻りますが

筋トレ、筋力増強は
『やればやるだけ筋力が上がる』のが
前提です。

炎症が起きる、可動域制限が強くなる

といった所見はトレーニングの
過負荷や間違ったトレーニングが原因です。

競技復帰は半年で十分できますので

・どこの筋肉を
・どの順序で

を意識しながら
トレーニングの負荷を上げていってください。

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道五段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、治療法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリタなど海外も含めて200名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず治療オファーがやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎治療院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ治療技術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、治療技術を誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、治療家コミュニティを運営し「本当に治せる治療家」の育成に尽力している。

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