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施術家の誤解→筋肉が硬いから痛い

2024年2月27日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!

理学療法士の笹川です。




多くの施術家が

筋肉の固さが痛みの原因

だと思っています。


たしかに

変形性膝関節症で
痛めている膝の多くは、

大腿筋膜張筋や外側広筋など

パンパンに筋肉が
凝り固まっていることが多いです。

実際に膝だけでなく筋肉自体に
圧痛所見を取ることもできます。


そこで施術が始まるときに
施術家はどんなことを考える
必要があるでしょうか??



多くのセラピストや施術家は

「筋肉を柔らかくすれば改善する」

と勘違いしています。


では逆から考えて・・・


「なぜ筋肉は固くなるのでしょうか?」


このように考えたとき、

高齢になっても膝の痛くない
患者さんというのはたくさん
いることが事実ありますし、


”加齢”が原因で
筋肉が固くなるというのは

直接痛みの原因ではない
ということが分かると思います。


たしかに高齢になると
筋肉が固くなりやすく
弾力性も乏しくなります。

使い古したゴムのような感じです。



ですが、それが痛みを引き起こし
ているのかというと、違うのです。



筋肉が固くなる大きな原因は・・・


筋力低下から起こります!!

(=サボリ筋)


アスリートで膝が痛い人は
内側ハムと膝の伸筋の
バランスが崩れています。


高齢者でも同じです。


内側ハムがタルンタルンになって
ほとんど筋肉が機能していない人は
膝をロッキング様にして歩きます。

大腿筋膜張筋は悲鳴を上げるほどの
痛みを訴えます。


この場合の施術は・・・


内側ハムのトレーニングを
してからの方が圧倒的に

筋肉はリラクセーションを
得やすくなるのです。


これはアスリートも高齢者も
施術の手順は同じです。


筋肉が固くなって
関節が痛い方向へ
動いてしまう背景には、

筋力低下が強く関与しているのです。


始めに固い筋肉をマッサージして
トレーニングするよりも、

サボリ筋をトレーニングしてから
ストレッチまたはマッサージする方が、

患者さんはストレッチ時の痛みの
訴えはないですし、
むしろ気持ちいいと言ってくれます。


施術の内容としては

・ ストレッチ
・ 筋力トレーニング


となるのですが、
順序を変えただけで
得られる成果は全く違ってきます。


施術で考えるのは
たしかに筋肉が固くなって
関節も痛みが出るような方向へ動きますが、

・そもそもなぜ筋肉が固くなるのか

・なぜ変な関節運動を起こすのか

は、筋力低下が発端であることがほとんどです。


このように考えることができれば
取りあえずマッサージをするような
施術やリハビリはしなくなるでしょう。

そのために私たち施術家は運動学を
しっかりと学ばないといけないわけですね(^ ^)


本日は以上です。

参考にしていただけましたら幸いです。

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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