科学という武器をかざす批判者

こんにちは。

理学療法士の笹川です。
　
　

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さて、私が常日頃、

”リハビリの世界で許せないこと”

があるので、

今日のメルマガで書きたいと思います。。

まずはEBM（エビデンスベースメディスン）を
武器に批判することが大好きな科学信者です。

EBMというのは
科学をベースとした医療を提供しましょう
と言うことなのですが、

理学療法やリハビリの世界では

このエビデンス＝科学的証拠を武器に
民間療法や個人の考えたリハビリの技法を
批判することがしばしばあります。

体に関わるプロフェッショナルには

理学療法士、作業療法士、柔道整復師、
カイロプラクター、あんまマッサージ指圧師、
鍼灸師、パーソナルトレーナー、
アスレティックトレーナー、エステティシャン、
などなど

身体に関わる健康を扱う職種は
このようにたくさんあります。

世の中には科学的に証明されないと
信じないと言う人が一定数います。

その傾向にあるのは
理学療法士が1番多い印象です。

私も理学療法士ですが
整形外科の病院に勤務時代、
散々私のリハビリに対して

「それエビデンスあるの? 」

と言うのような先輩からの
ご指導をたくさんいただきました。

裏を返すと
「科学で証明されてないものは違うんじゃないの？」

と言うニュアンスが含まれていました。

科学でわかっている事はほんとに少ないです。

例えば筋肉の役割1つに関しても
筋肉1つ単体調べることが難しく
筋電図計といって
筋肉の電位を調べる機材がありますが

どうしても他の筋肉の電位も拾ってしまうため
表面の筋肉ですか計測できないですし、

深部の筋肉ならなおさら
科学で証明することは難しいのです。

※人権、倫理を無視して不利益が生じる実験を
行うなら可能だったりします

※ですので、戦争などで倫理を無視し
捕虜を実験台にすると科学が進むわけです

科学では調べ切れないことが
たくさんあるのに
科学を1番の正義に批判するのは

関節が痛い患者さんにとって
非常に不利益だと思うのです。

ですのでJTAや関節トレーニングでよく聞かれるのが

「エビデンスはあるんですか？」

ということですが、
科学的な論文はあるわけではありません。

ただ、100回行ない
100回同じ結果が出るのかを
検証しています。

(高齢者であっても小学生やアスリートでも
結果出るか検証しています）

なのでエビデンスがあるのかって言う人は
科学の範囲内でしか施術を提供できないので、

実際に患者さんやクライアントが納得するまで
改善してるのかエビデンスがほしいと私は考えています。

一言でいえば、知識を振りかざす
頭でっかちは好きじゃないって言うことです笑

もう一つあります。

それは病院や治療院など体をケアする場所で
体を良くするための手法が確立されていない、
どこでも適切なリハビリを受けられる場所がないことです。

それは私の力不足でもあり
そして体に関わる研究者の
力不足でもあると思います。

よく私のYouTubeには
「整形外科医からもう年だから・・・」
と言うことでそれ以上望まないように
押し付けられる人がいるそうです。

ですが整形外科医でも
膝や腰の痛みで困ってる人たくさんいます。

なので

これに関しては私自身に対して
許せないことでもあります。

全国や世界中、関節の痛みで困っている人が
いて施術のご依頼をいただくのですが
全ての人に提供できていません。

私一人が対応できる人数や時間は
たかが知れています。

もっと多くの技術のある治療家さんを
育てていかなければいけないと思います。

「運動を通じて、すべての人にカラダが動く喜びや感動、可能性を提供する」

という理念を掲げ

『関節の痛みのない世界』
を実現したいと思います。

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