偏平足の評価法と足部障害の特徴

こんにちは!
理学療法士の笹川です。

今日も「足関節」のテーマです。
足関節の異常というのは
大きく分けて2つになります。
それは
・ ハイアーチになっているのか
・ ローアーチ(偏平足)になっているのか
という2つです。
日本人のほとんどがハイアーチなんですが、
ローアーチ(偏平足)というのは
足の形状の特徴であって、
それ自体が悪いものではないのです。
偏平足は疲れやすい、
偏平足だと運動能力が低い、
というのは神話です(笑)
むしろ偏平足の人はバレーボールなど
やっているととんでもなく高く跳びます(笑)
どれだけ飛ぶの!?っていうくらい
偏平足の人の方が跳ぶようになります。
それはさておき、
「偏平足はそもそもなぜ引き起こされるのか」
についてお話したいと思いますが、
偏平足では「後脛骨筋」という筋肉の
働く割合が少ない傾向にあります。
外反母趾がひどい人や
シンスプリントがある人は
この後脛骨筋の筋力が
非常に衰えていることが多いのです。

※画像はネットから拝借しました
この図を見ると分かるように
後脛骨筋は舟状骨に付着していて
引っ張り上げるように
内側縦アーチを支えているのです。
後脛骨筋が筋力低下を起こす、
または働く割合が少ないと、
舟状骨が落ち込み偏平足になります。
舟状骨についている後脛骨筋が
筋力低下を引き起こすと同時に
足内在筋(特に母指球筋)は
足部の固定性を失うため
力を発揮できなくなります。
ですので、偏平足の人を評価するときは
足趾を屈曲してもらい母趾と小趾で
どちらがしっかりと抵抗できるかを
評価すればすぐにわかります。
そして、この母趾球筋の筋力低下が
そのままにされてしまうと、
外反母趾がどんどんひどくなっていくわけです。
なので、外反母趾って施術法が超簡単で、
母趾球筋を鍛えるんじゃなくて
後脛骨筋を鍛えたほうが圧倒的な早さで改善します(笑)
構造や原因、本質がわかれば
今まで難しく考えていたことが
限りなくシンプルになっていきます。
僕が教えることも少なくなってしまうのですが(笑)
まずもって
・偏平足って足の形状の特徴であって、
偏平足=異常ではないということ
・偏平足の原因は、後脛骨筋の筋力低下
・外反母趾は後脛骨筋を鍛えればよし!!
という感じです(^^♪
逆に後脛骨筋が筋力低下を起こすと
過緊張になるところがあるのですが、
それはまた別の機会に
お伝えできればと思いますので、
楽しみにしてくださいね!!
それでは、今回は以上です。
参考になりましたら幸いです。
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