腰痛を劇的に改善させる二つの筋
こんにちは!理学療法士の笹川です。
今日は脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、すべり症、などなど
腰痛のありとあらゆる症状を改善させる二つの筋について解説させていただきます^_^
腰痛が引き起こされる原因はたくさんの要因が考えられています。
療法士の世界でも
・筋膜によるもの
・殿筋が弱くて腰に負担がかかる
・ヘルニアが出て神経を圧迫している
・体幹が弱い・・・
いろんな要因があると思いますが、こういった複数の要因が関係するときは原点に戻ると良いです。
腰椎を安定させているのは
・腸腰筋(腰椎の前を支えている)
・多裂筋(腰椎の後を支えている)
・腹横筋(腰椎をベルトのように囲んで支えている)
この3つが最も重要な筋です。
※ぜひ解剖学の教科書を見直してみてください^_^
多裂筋と腹横筋は同時に収縮することが、すでに科学論文で明らかにされています。
さらに詳しく言うと
多裂筋と内転筋も同時に収縮するのですが、基本的に私が施術するときは二つの施術しかしません。
腸腰筋と多裂筋を収縮させる手技です。
これは試してみれば簡単にわかることなのですが
この二つの筋を収縮させるような手技を行うと勝手に大殿筋や中殿筋などの殿筋の筋力が劇的に向上します(笑)
私は一切、殿筋のトレーニングなどさせません。
ですが、患者さんは自然に殿筋の筋力が向上していきます。
大殿筋は上半身の重さを股関節で支えるためにとても重要な筋なのですが、単体で鍛えてもほとんど筋力は向上していきません。
大殿筋というのは腸腰筋や多裂筋がしっかりと働くと、腰椎が安定しスクワットの姿勢をとったとき、腰部周囲の筋ではなく自然に股関節の伸筋(大殿筋)が働くようになっています。
トレーナーさんや理学療法士さんは一生懸命、殿筋や体幹のトレーニングをさせたりしますが全く必要ないのです。
腰部周囲の筋ではなく、股関節で体を支えられるようになれば腰椎への負担は激的に減っていきます。
腰椎へのストレスが減るということは・・・
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、すべり症、分離症、腰椎椎間関節症などなど、腰部へ負担がかかって発症するものは全て改善していくのです。
ぜひ、施術で迷ったときは原点に戻っていきましょう^_^
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