椎間板ヘルニアも分離症も…
こんにちは!理学療法士の笹川です!
前回はぎっくり腰について
お話ししましたが、
本日は椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、
腰椎分離症、すべり症などについて
一気にお話ししたいと思います^_^
いつも僕がセミナーで重要だとお話しているのは
“リスク管理”
です。リスクの範囲内であればいろんな施術をしても構いません。
しかし、腰痛の場合、下記の
症状があるとかなり慎重になる必要があります。
それは
・膀胱直腸障害
・運動麻痺、感覚鈍磨が出現してきた
・しびれの増悪
これらはすべて神経が強く
圧迫を受けている、または損傷して
いるときの症状ですので、なるべく
早く整形外科で診てもらった方が良いでしょう。
特に膀胱直腸障害は命にも関係しますので、緊急性があります。
そこで、椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症に対して、どんな施術をしていくのかについてです。
そもそも、
なぜ、
椎間板ヘルニアは椎間板の髄核
(椎間板の中のゲル状のもの)が脊柱管の
方へ飛び出してしまうのでしょうか?
なぜ、
そもそも脊柱管狭窄症は椎体部に
骨棘(骨にとげができます)が
できてしまうのでしょうか?
本当にヘルニアや骨棘によって痛みが出ているのでしょうか?
色んなことが施術現場で
疑問点が出てくると思いますが、
私の施術の考えはいたってシンプルです。
椎間板が出てしまうのも、
椎骨に骨棘ができてしまうのも、
腰椎へのメカニカルなストレスが原因です。
腰椎に負担がかかっているからです。
腰椎に負担がかかる理由は、
一部の筋が過剰に働きけん引される
ことで起きたり、
深層の腰椎を支えている筋が
弱くて、関節反力が加わっているなどあります。
要は、
“腰椎を支えている筋がしっかり働いていれば負担はかからない”
ので、
ヘルニアも出ないですし、
再発も防げますし、骨棘も
できなくなるのです。
腰椎を支えているのは何度もしつこくお話ししましたが
・腸腰筋
・多裂筋、腹横筋
です。これらが働いていれば、
たいていの腰痛はすぐに改善していきます。
ヘルニアと診断されていても、
運動療法をすることでその場で
痛みやしびれが改善するケースがほとんどです。
つまり、本当はヘルニアが痛みやしびれの原因でないことがほとんどです(笑)
実際に、画像所見と症状が一致しないことはよく起きます。
そして診断名や病態はたくさんあります。
腰痛を引き起こしている病態は違えど、
そもそも
腰椎に負担をかけていることが
原因なので、腸腰筋と多裂筋、腹横筋の
促通でほとんどが改善してしまうのです。
若いスポーツ選手であれば、
分離症やすべり症になるという違いくらいです。
私が腰痛を施術するときに、
腸腰筋、多裂筋・腹横筋のほかにするとすれば、
隣接関節の膝と肩甲帯くらいですが、
ほぼ100%に近いくらい痛みは改善します^_^
ぜひ、いろんな診断がついていても
腸腰筋と多裂筋やってみてください!!
改善していきますから!リスクの範囲内でよろしくお願いいたします!(笑)
【JTAメルマガの登録はコチラ】
最新のJTA情報を配信しています。