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肩峰下滑液包の滑走不全による痛み

2019年6月19日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!理学療法士の笹川です。

前回は多くの施術家が悩む
石灰沈着性腱板炎についてでした。

今日のメルマガでは

・肩峰下滑液包炎の謎

についてです。

肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)は


肩の挙上時に重要な
棘上筋(きょくじょうきん)が肩峰に
挟まれないように潤滑油の役割を担って
いるといわれています。

肩峰下滑液包の痛みは
肩峰ではなく、三角筋部に痛みが生じたり、
上肢を挙上してから降ろす際に痛みが生じる
ことから多くの施術家や権威のある先生でも

「肩峰下滑液包炎の痛みではないか」

「肩峰下滑液包が滑走不全を起こして
滑液包自体が挟まれているのでは」

と議論が絶えない病態です。

ただ、

こういった痛みというのは
上腕骨頭と関節窩が求心位
(上腕骨頭がしっかりと関節の
くぼみに収まっている状態)に
保たれていない状況でも引き起こされます。

この時の痛みの原因で考えられるのは

・肩峰下滑液包自体の炎症

・肩峰下滑液包の動きが悪い
(滑液包が肩峰に挟まれる)

・肩関節の副運動が生じていない

ですので、消去法で解決していくのがよいです^_^

炎症はその場では改善しません。

炎症の痛みは薬や炎症を
抑える注射で痛みを抑えることは可能です。

もし、ドクターがいないのであれば、

施術家が改善できるのは

『副運動』

となります。

以前にもメルマガでお伝えしましたが、肩関節の副運動は

『肩甲下筋と上腕三頭筋の促通』

で劇的に改善します。

滑液包を動かすテクニックなど
私もやったことはありますが、
思ったような結果はでませんでした。

「滑液包って本当に動くの??」

っていうくらい変わりませんでした(笑)

一度、この肩関節の外側にでる痛みの
患者さんに肩甲下筋と上腕三頭筋を
促通してみてください!

「本当に滑液包の痛みってあるの!?」

っていうくらい改善していきますので。

教科書や権威のある先生が
言っていることではなく

「自分の目で確かめる」

ということが大事だと思います^_^

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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