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まずは前十字靭帯損傷

2020年5月22日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!!日本身体運動科学研究所 代表の笹川です。

今日からスポーツリハで頻発する
前十字靭帯損傷についてお話していきます。

いきなりヘビーな疾患です(笑)

前十字靭帯損傷(ACL損傷)は
膝の靭帯損傷なのですが、かなり
発生頻度が高く、しかもリハビリが
必要な期間が長い非常に厄介な疾患です。

アスリートからしてみれば
「今シーズンは終わった・・・」

という状態になってしまいます。

復帰に最短で6ヶ月から12ヶ月以上かかる人もいます。

選手のモチベーションを
維持するのも大変です(笑)

これまた、厄介なのが
ACL損傷は『再発が非常に多い』です。

話し出すと非常に長くなって
しまいますので、何回かにリハビリの
方法をお伝えしていきますが、

全体像としてACL損傷の最も難しいところは

『リスク管理』

になります。リスク管理というのは
せっかく再建した靭帯を再断裂させない
ということです。

これは手術をした病院との連携が
必要になりますので、勝手に施術、リハビリして
再断裂したら大変なことになります。

リハビリ業界でも

難しい疾患の部類になりますので、
新人理学療法士とかはリハビリさせて
もらえません(笑)

アスリート以外の人が
ACL損傷になったら、手術する、しないの
選択肢がありますが、

アスリートに関してはほぼ手術決定です。

また手術の方式(術式)によって
再断裂のしやすさが違ってくるので、
手術の仕方でもリハビリの進め方が
変わっていきます。

私が理学療法士になりたての頃は
覚えることが多すぎて混乱していました(笑)

ですので、

今回からスポーツ疾患の
リハビリについてですが本日
覚えていただきたいのは

・復帰には非常に時間がかかる
 (半年〜1年競技復帰に必要)

・再断裂が最大のリスクなので
 手術した病院との連携が大事

この二つは頭に入れて
いただきたいと思います。

次回もACL損傷についてですが、
病態のことを知っていれば
怖い疾患ではありません。

知識は武器になりますので、
焦らずに学習していきましょう。

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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