受傷直後でもねん挫に施術するべき理由
こんにちは!理学療法士の笹川です。
スポーツの現場で頻繁に起こるのが”足首のねん挫”です。
足関節捻挫は重症度によって3段階の分類があります。
グレード1(軽度):
痛みや圧痛が比較的軽度であり、靭帯の一部が伸びる程度。
グレード2(中等度):
圧痛や腫脹が強い。靭帯の部分断裂であり歩行は可能ですが、走るのは困難。装具やテーピングによる固定が必要で関節に不安定性が見られる。
グレード3(重度):
痛み、腫脹、内出血が強く、歩行困難。前距腓骨靭帯の完全断裂と判断され、ギプス固定により断裂した靭帯をつける必要あり。
ギプス固定でもつかない場合には、断裂した靭帯の縫合手術を行う。
という感じで、シンプルに言えば
靭帯が伸びた程度は軽度であり、靭帯が部分断裂もしくは完全断裂だと腫れもひどく、歩行にも支障が出るということです。
実際に私もバレーボール部の選手を施術しますが、ブロックに入って着地の際に他人の足を踏んでしまうことで受傷することが多いです。
その際の対処としてはRICE処置が基本となりますが、最も重要なのはアイシングになります。※RICEとは安静、冷却、固定、挙上の4つのことを指します
他の固定や安静にすることよりも冷却が最も重要で、これが腫脹がひどくならないために冷却を繰り返します。
練習中とかにバケツに氷水を入れて足を突っ込んでおくのが楽です。
※画像はネットより拝借しています
こんなんよりもバケツに氷水!!ですね笑
で、ある程度足を冷やしたら私は…
『痛くても運動療法』を行います。
通常ですと「え!?こんな状態でもするんですか?」と
言われますので、周りからは驚きの目で見られます。
アイシングしても痛みが強ければ跛行(はこう)といって、びっこを引いた歩き方になりこの状態のまま歩かせていると腫れは引きにくくなります。
なぜ跛行になるかというと、かかとに体重を載せた時に損傷部にストレスが加わり痛みが出るからです。
でも運動療法によってなるべく靭帯へのストレスを減らし『正常歩行に近づけることは可能』です。
いつもお伝えしていますが、後脛骨筋と腓骨筋、足内在筋がしっかりと働くと足は地面に対して真っすぐ着くことができます。
足を真っすぐ着くことができれば靭帯へのストレスは減り、跛行は出なくなります。
ということで、
「足関節捻挫でもその場で施術したほうが良いですか?」
というご質問を頂いたときはいつも
「骨折している以外は必ず施術してください!」
とお伝えしています^_^
という感じで、しっかりと成果を出せれば選手の競技復帰も早いですし信頼に繋がります。
よく選手とのコミュニケーションが大事と言われますが、私はスポーツ選手と係る場合、カラダをケアするのが役割なので
・なるべく早く復帰させる・怪我の痛みを改善させる・パフォーマンスを上げる
ということに集中しています。というか、私はコミュニケーション苦手です笑
ぜひスポーツ選手を施術する方は参考にしていただけたらと思います!
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