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足関節捻挫はクセにならない

2025年2月26日 magazine
執筆者:笹川大瑛

こんにちは!

理学療法士の笹川です。




今日は

「足関節捻挫は癖にならない」

というお話をしたいと思います。

というのも、
私が見ているスポーツ選手は、
足首の捻挫をした後、
再発している症例はいません。

一般的に、足首を改善しよう
とする施術家のほとんどが、

足関節捻挫を再発しないために
”足関節背屈位で外転筋力”
(すなわち腓骨筋群のトレーニング)

をして再発を防ごうとしています。

ですが、 実際に思いっきり捻挫して
自分自身で再発しないように
トレーニングしてみると分かりますが、

”足関節背屈位で腓骨筋よりも
過剰に働いてしまう筋肉”

に気が付くはずです。

それは、、、

足趾の伸筋群です。

すなわち長趾伸筋です。


※画像はネットから拝借しました

これを見ると、分かる方には分かると思いますが
長趾伸筋とかって足部の外転にも作用するのですが、

では足関節底屈位での外転動作ができなくなったら
この長趾伸筋が過剰に働きだすと思いませんか?

そしてスポーツの競技中に
足関節底屈しない場面なんてありえません。

簡単に言ってしまえば

足関節捻挫を繰り返す理由は

”足関節底屈位での足首の不安定性が原因”

なのです。

”腓骨筋群が、単独でしっかりと出力を出すこと”

ができれば、捻挫なんて癖にならないんですね(^^♪

そしてこの腓骨筋が筋力低下を起こして
長趾伸筋が過剰に働きだすことは
捻挫を再発させる以外にも
もっと大変なことを引き起こします。

これはウインドラス機構

※画像はネットから拝借しました

がとても関わってくるのですが、

これがわかってしまえば足部の疾患は
頭を使わずとも簡単に改善できるようになります(笑)

図を見ると分かりますが
脛骨の下にある距骨は
背屈時にグイっと中まで入り込みます。

ですが、これができなくなってしまうと

・ アキレス腱炎になったり
・ 〇〇の痛みが出てきたり
・ 足底腱膜炎

になったりするわけです。

ということで今日のお話は簡単ではありますが、
足関節の施術で最も重要なお話をしています。

腓骨筋の単独のトレーニングができれば
簡単に足首の疾患は改善するのですが、

これができないため捻挫の腫れがなかなか引かない、
あるいは再発を繰り返す原因になります。

ぜひ腓骨筋の動きに注目して
施術してみてください(^^♪

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笹川大瑛

笹川大瑛(ささかわひろひで)

剣道六段。スポーツを科学で上達できないのか模索し続けて、現在も理学療法士として姿勢や運動の研究をしている。自分で関節の痛みを改善できる「関トレ」を出版。人の動きを根本的に変えていくことを得意としており、関節の痛みだけではなく、トップアスリートのパフォーマンス向上にも貢献している。

また、施術法としての「JTAフラッシュリプロ療法」を考案し、理学療法士などのリハビリ職種だけではなく、柔道整復師、鍼灸師、整体師、これから整体師になりたい人向けに誰でも関節の痛みを改善させられる技術を教えている。過去の教え子は、国内では北海道から沖縄まで、また、イタリアやオーストラリアなど海外も含めて500名以上。

・JTAを習得して半年後にはプロ野球選手と契約
・週3日夕方からだけの営業で月商200万円以上
・学生にも関わらず施術の予約がやまず、学校に行きながらも空き時間だけで月商50万円以上
・人口の少ない山の中の田舎整体院にもかかわず、2ヶ月先まで予約でいっぱいに。
・素人の主婦や美容師でも圧倒的な自信を持つ施術を身につけ、プロ治療院でも治せない不調に対応。

などなど、施術スキルを誰でも向上させることを得意としている。

「関節の痛みのない世の中を実現する」

というビジョンを掲げ、施術家コミュニティを運営し「本当に改善できる技術者」の育成に尽力している。

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